

駒沢通り南側から見た外観 小池宣夫氏撮影
山種美術館(館長:山﨑妙子 所在地:東京都渋谷区広尾3-12-36)は、2009年10月1日に渋谷区広尾(JRまたは東京メトロ恵比寿駅より徒歩10分)に開館いたしました。
新築されたビル(ワイマッツ広尾)は、所蔵品にふさわしく品位と格調の高い建築(地上6階・地下1階建て)で、地下1階に常設展示室、企画展示室、ミュージアムショップを、地上1階部分にはロビー、ミュージアムカフェ(Cafe 椿)、受付を併設しております。
創設時の山﨑種二の思いでもある「美術を通じて社会、特に文化のために貢献する」という理念を継承しつつ、さらに多くの方々に楽しんでいただける美術館を目指します。
新美術館は、恵比寿駅から青山方向に向かう駒沢通り沿いの閑静な住宅地にあり、周辺は教育機関、大使館、社寺なども多い文化的な香りの漂う都内有数の文教地区です。

設計は、数多くの美術館を手掛けた日本設計が担当。日本文化に貢献する美術館という当館の理念を受け、現代において忘れられがちな文化の本質に立ち還り、「品位と格調のある建築」「時代に流されない普遍的な価値」「ゆとりを感じられる居心地の良い空間」をキーワードとして設計を進めました。外観は、美術館らしくなおかつ周囲に溶け込むような佇まいが感じられ、短冊状に連続する自然石の重なりの中に1階のロビーだけが見える構成となっています。
解放感あふれるロビーから、地下1階の展示室へと至る階段脇の壁面(ロビー入口正面)には、加山又造の陶板壁画《千羽鶴》が常設され、幅広い所蔵品で定評のある美術館の新しい顔となります。

地下に位置する展示室は、企画展示室、常設展示室と合わせて、三番町の旧美術館の約2倍のスペース(約650㎡)で心ゆくまで美術鑑賞ができるように設計されました。企画展示室は、天井高3.8m、総長40.5mの壁面展示ケースで屏風作品もゆったりと展示され、総長92.5mの展示壁面(可動壁使用最長時)には大型作品も自由に陳列が可能となりました。常設展示室では、速水御舟の作品を中心に当館の所蔵品の中でも特に人気の高い作品数点を、年6~7回展示替えして公開します。重要文化財の《炎舞》や《名樹散椿》は、年に1回、定期公開を予定し、より多くの方に近代日本画に親しんでいただこうと考えています。
また、最新の照明器具の開発には特に力を注ぎ、光源が鑑賞の妨げにならない独自の照明計画を実現させました。作品をやさしく包み込むような自然な光環境で、日本画を心ゆくまでご覧いただけます。
山種美術館は開館以来40余年にわたり、さまざまなテーマで所蔵品の近・現代の日本画を展示してきました。
新美術館では、理想的な憩いの環境づくりと質の高い展覧会の提供を目指します。
豊かな芸術に触れ、自分自身をかえりみながら新たな気持ちになり、そしてまたここに戻ってきたくなる―そんなとっておきの場所にしたいと願っております。
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「山種美術館」のロゴは、《飛鳥の春の額田王》など歴史や文学を題材にした人物画でつとに有名な、日本画家、安田靫彦(1884-1978)が揮毫したものです。 日本や東洋の古美術を研究し、理知的な構図と典雅な色彩、そして緊張感のある線描による独自の芸術を開花させた靫彦ならではの書が、40数年にわたり山種美術館の入口を飾ってきました。 前館長・山﨑富治が格別の想いをもって揮毫を依頼し、美術館のために書いていただいたこの文字を彫った看板は、新「山種美術館」のエントランスで再び皆様をお迎えします。 |
![]() 加山又造 《千羽鶴》 1977(昭和52)年 |
新「山種美術館」のエントランスを飾る陶板壁画作品(縦2.5m×横4m×2面)は、日本画家、加山又造(1927-2004)が二代目館長の山﨑富治からの依頼により制作した作品です。新美術館の開館に際し、寄贈を受け、常設展示されることになりました。本作品は、加山又造が絵付けし、その義弟にあたる陶芸家・番浦史郎が活きた工芸美として創作することに腐心して焼き上げたものです。 金彩と釉薬が調和した大壁面は新「山種美術館」の新しい顔として、来館者を迎えることでしょう。 |

| 所在地: | 〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36 | ||||
| 電話番号: | 03-5777-8600(ハローダイヤル) | ||||
| 設 計: | 株式会社 日本設計 | ||||
| 施 工: | 鹿島建設株式会社 | ||||
| 延床面積: | 美術館部分1230.95㎡ | ||||
| 展示室床総面積: | 751.79㎡ (一時保管庫、備品庫など含む。常設展示室 33.53㎡、企画展示室 620.26㎡、 ミュージアムショップ48㎡。) |
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| 施設構成: |
1階:ロビー、受付(チケット販売)、ミュージアムカフェ(Cafe 椿)、エレベーター 地下1階:企画展示室、常設展示室、ミュージアムショップ |
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| アクセス: |
*新美術館には一般の方専用の駐車場がございません。公共の交通機関をご利用ください。 【徒歩でのアクセス】 【バスでのアクセス】
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新しく生まれ変わった山種美術館のミュージアムショップは、企画展示スペースと常設展示スペースの中間に位置しています。鑑賞の途中に気軽にお立ち寄りいただけるような落ち着いた空間に、シンプルでモダンな大人のためのオリジナル・グッズをご用意しています。日本画専門の美術館らしく、グッズにも季節感を盛り込み、四季折々の自然美を感じていただけます。美術館の中にある「もうひとつの美術館」として身近に感じつつ、なごみの空間でお買い物を楽しんでいただければと思います。
<館長自らがセレクトしたミュージアム・グッズ>
日本画の持つ素材と質感を丁寧に取り入れた「山種ブランド」
ミュージアム・グッズは、山種美術館の近代日本画コレクションの持ち味(日本画の素材と質感)を、丁寧に取り入れてオリジナルにデザイン・製作されました。グッズアイテムは、すべて山﨑妙子館長自身が「自ら使ってみたくなる」といった視点で セレクトしました。女性館長ならではの柔らかなまなざしと繊細な気配りで選りすぐったものばかり。実用性を重視しながらも、遊び心と美しさにこだわった「山種ブランド」です。例えば、作品を粋(いき)にトリミングしてデザインした便箋、封筒、カードは、アクセントとして図柄の一部をレリーフ加工(凹凸加工)。便箋の罫線には絹糸実物を撮影してあしらっています。その上質な仕上がりは他では決して手に入らない味わいが特徴です。
また、若年層にも人気の和ブランド「コラゾン」社や京都の老舗「川島織物(現:川島織物セルコン)」とのコラボレーションに よるグッズなど、幅広い客層に対応する多彩なアイテムをご用意しています。
〈商品紹介〉
一筆箋 380円~800円
ポストカード 100円~150円
紙袋 各1500円
ファイン・アート・タペストリー 予約販売価格451,500円
お弁当箱 1890円、小物入れ1365円、箸(ケース付き)1050円ほか
金箔はがき入れ2625円、金箔名刺箱1785円
※ 価格は税込です。商品のイメージが写真と異なる場合があります。
TEL: 03-6427-4747
FAX: 03-6427-4748
URL: http://www.yamatane-shop.com

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カフェ店内 | ![]() |
御舟自筆の「椿」の 文字をあしらった カフェのロゴマーク |
山種美術館では、ご来館のお客様に上質なくつろぎのひとときをお過ごしいただけるカフェ「Cafe椿」を、1階エントランスに隣接したコーナーにオープンいたします。
御舟作品の白眉《名樹散椿》(重要文化財)からネーミングされた「Cafe椿」は、美術鑑賞の余韻のなかで、お茶とスイーツ、ランチが楽しめるカフェ。四季や開催中の展覧会にちなんだオリジナルメニューをご用意しています。
スイーツは、展覧会にちなんで青山の老舗菓匠「菊家」と、気鋭のパテシィエに特別にオーダーした「Cafe椿」オリジナルです。また、素材と季節感にこだわった、女性にやさしいランチメニューもおすすめです。
テーブル、チェア、カウンターなどは、イタリア・カッシーナ・イクスシー社に特注し、美術館ロビーでおしゃれな佇まいを見せています。ガラス越しにまるでオープンカフェのように季節のうつろいがよく眺められる、40席の静かなスペース。お気軽にお立ち寄りください。
<山種美術館オリジナルメニューのご紹介>
| お抹茶とオリジナル和菓子セット | ¥1,100 |
| 菊家特製「散椿」・「山科の秋」・「寿の鈴」 | |
| ケーキセット | ¥1,200 |
| 薬膳にゅう麺 | ¥1,250 |
速水御舟―日本画への挑戦展― 特別メニュー
(10/1~11/29限定)
| 季節のにゅう麺「秋茄子」 | ¥1,200 |
| 広報資料: | プレスリリース(PDF形式) |